結論:住みながら家を売ることは可能です。住んだまま売り出して内覧を受け、売買契約のときに決めた引渡し日までに引っ越す流れが一般的です。売却と新居探しを並行できる一方で、内覧対応や片付けの負担が増えるため、「いつまでに引っ越すか」と「内覧のルール」を最初に決めておくことが成功のポイントです。この記事では、ハウスドゥ茨城(取手戸頭・守谷・つくば研究学園都市・県庁水戸の4店舗)が、住みながら家を売る流れ、デメリットとその対策、片付けや家賃(二重負担)の考え方まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。
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住みながら家を売るとは?基本の考え方
「居住中のまま売り出す」ことを指します
住みながら家を売る(居住中売却)とは、いまの自宅に住み続けたまま売却活動を進め、購入者が決まって引渡す日までに退去する売り方です。空き家にしてから売り出す方法と違い、売却活動中も普段どおりの生活が続きます。
住みながら売る人が多い理由
理由として多いのは、住み替えのために新居探しと売却を同時に進めたい、売れる前に引っ越すと家賃などの負担が増える、売れるかどうかわからないうちは動けない、といった事情です。ローンの返済や資金計画の面でも、売却が決まってから引っ越すほうが組み立てやすい方が少なくありません。
引っ越してから売る場合との違い
空室で売り出すと、内覧のたびに家を整える手間がなく、室内を広く見せやすいのが利点です。ただし、新居の費用と今の家の負担が重なる「二重負担」が出やすくなります。下の比較表で、両方の特徴を整理しました。

住みながら家を売る流れ【5ステップ】
全体像は次のとおりです。売却全体の手順は不動産の売買とは?売主が知るべき流れ・費用・税金・契約の全体像でも解説しています。

ステップ1:査定・相談で相場と時期を確認する
まず、いまの家がいくらで売れそうかを知ります。査定書の見方は不動産の査定書とは?見方・載っている項目・もらい方が参考になります。あわせて、住宅ローンの残債と「いつまでに引っ越したいか」を整理しておきましょう。
ステップ2:媒介契約を結び、売り出し価格を決める
不動産会社と媒介契約を結び、売り出し価格を決めます。住みながら売る場合は、内覧できる曜日・時間帯、立ち会いの方法などの希望を、この段階で担当者に伝えておくとスムーズです。
ステップ3:住んだまま内覧に対応する
購入希望者が家を見学します。生活しながらの対応になるため、短時間で見てもらえるよう、見られやすい場所を中心に整えておくのがコツです。内覧の対策は次の章でくわしく説明します。
ステップ4:売買契約と引渡し日の調整
購入者が決まったら売買契約を結びます。このとき、引渡し日(退去日)を購入者と相談して決めます。新居の入居時期に合わせて、余裕のある日程にしておくことが大切です。引渡し猶予(契約から引渡しまでの期間)は、売主と買主の合意で決まります。
ステップ5:引渡し・転居と残代金の受け取り
引渡し日までに荷物を運び出し、鍵を渡して残代金を受け取ります。ローンが残っている場合は、受け取った代金で完済し、抵当権を抹消します。担保や抵当権について知りたい方は家・不動産を担保にするとは?もご覧ください。
住みながら家を売るデメリットと対策
デメリット1:内覧の日程調整が負担になる
内覧は、購入希望者の都合に合わせて入ることが多く、仕事や家事の予定とぶつかりやすいのが悩みどころです。対策として、内覧を受け付ける曜日と時間帯を最初に決めて担当者に共有しましょう。また、小さなお子さまやペットがいる場合は、内覧中の過ごし方も決めておくと安心です。
デメリット2:生活感が出て印象が下がりやすい
荷物や生活用品が多いと、実際より部屋が狭く見えることがあります。収納の中身を減らす、床や棚の上に物を置かないなど、「物を減らして広く見せる」工夫が効果的です。
デメリット3:片付けや掃除を暮らしながら続ける必要がある
売却活動の期間中、きれいな状態を保ち続ける負担があります。「完璧を目指す」より、「内覧前の30分で整えられる状態」を普段から作っておくのが現実的です。
デメリット4:売却が長引くと気持ちが落ち着かない
いつ内覧が入るかわからない状態が続くため、精神的に疲れる方もいます。売却期間の目安を担当者と共有し、一定期間で反応がなければ価格や売り方を見直すなど、あらかじめ「区切り」を決めておくと気持ちが楽になります。
内覧前の片付けと準備チェックリスト
最優先は「玄関・水回り・リビング」
購入希望者がまず見るのは、玄関、キッチン・浴室・トイレ・洗面などの水回り、そしてリビングです。この3か所の清潔感と明るさを整えれば、第一印象は大きく変わります。
片付けのポイント
- 床や窓まわり、玄関に置いてある物を減らし、動線を広く見せる
- 収納の中はぎっしり詰めず、七割程度を目安に整理する
- 使わない家具や季節外の物は、あらかじめ実家や外部の保管場所に移す
- 水回りの水あかやカビ、排水口のにおいを事前にチェックする
- 内覧中は照明をつけ、カーテンを開けて明るく見せる
においと見えにくい部分にも気を配る
ペットやタバコ、生活臭は住んでいる人ほど気づきにくいものです。換気をこまめに行い、気になる場合は担当者に率直に確認してもらうとよいでしょう。
売却前に把握しておきたい注意点
売却前後の注意点は、時期別にまとめた家を売るときの注意点|査定前から引渡し後まで時期別チェックリストが参考になります。
住みながら売るときの家賃・費用・二重負担の考え方
いま住んでいる間は新しい家賃はかかりません
住みながら売る最大の利点は、売れるまでの間、仮住まいの家賃を払う必要がないことです。空き家にして引っ越してしまうと、新居の家賃とローンが重なる期間が長くなる場合があります。
家賃や二重負担が発生するのはどんなとき?
主なケースは、引渡し日までに新居が間に合わず、仮住まいを借りる場合や、新居の契約・入居と旧居のローン返済が重なる場合です。この場合は、売買契約の引渡し日を調整する、売り先行・買い先行のどちらにするかを見直すなどの方法で負担を抑えられます。
売るのと買うの、どちらが先?
売り先行は、売却代金が確定してから購入資金を組み立てられるため、資金計画が立てやすいのが特徴です。買い先行は、住みたい家をじっくり探せる一方、旧居のローンと新居の負担が重なるおそれがあります。住み替え全体の考え方は終の棲家とは?住み替え・売却の進め方が参考になります。
費用の目安と税金のポイント
売却には、仲介手数料、印紙代、ローン残債がある場合は抵当権抹消の費用などがかかります。また、自宅を売って利益が出た場合は、条件を満たすと「3,000万円特別控除」などの特例を使える場合があります。住み替えの特例は住宅の買い替え特例とは?3,000万円控除と比較で詳しく紹介しています。税金の扱いは個別の状況で異なるため、最終的には税務署や税理士にご確認ください。
住みながら売るのが難しいときの選択肢
不動産会社の「買取」という方法
内覧対応の負担が大きい場合や、早く現金化したい場合は、不動産会社が直接買い取る「買取」が選択肢になります。買取は購入希望者を探す必要がないため、内覧の回数を抑えやすく、引渡し時期も相談しやすいのが特徴です。一方、仲介で売り出す場合に比べて価格が低くなる傾向があるため、両方の査定を並べて比べるのがおすすめです。
仲介と買取の比べ方
高く売りたい、時間に余裕がある場合は仲介、早く確実に売りたい、内覧の負担を減らしたい場合は買取が向いています。まずは両方の査定を受け、手取り額と引渡しまでの期間で比較しましょう。
住みながら家を売るメリット
メリット1:売却のタイミングと新居探しを同時に進められる
住みながら売る最大のメリットは、いまの家で暮らしながら、売却と新居探しを同時に進められることです。購入希望者が見つかった時点で引渡し日を相談し、新居の入居スケジュールに合わせて退去できるため、無理のない住み替えを計画しやすくなります。
メリット2:賃貸の仮住まいや二重の家賃を避けやすい
先に引っ越してしまうと、新居の費用に加えて旧居の維持費やローンの負担が続くことがあります。住みながら売れば、売却が決まるまでは今の住まいに住み続けられるため、賃貸の仮住まいを借りるリスクを抑えられます。
メリット3:生活の状況に合わせて売り方を調整しやすい
お子さまの学校や仕事の都合など、家族の状況に合わせて引っ越しの時期を決められるのも利点です。売り出してみて反応を見ながら、価格や売却の進め方を見直すこともできます。
物件タイプ別のポイント|マンション・一戸建て・土地
マンションを住みながら売る場合
マンションは、室内に加えて、共用部分(エントランスや廊下)や管理状態も購入者の判断材料になります。内覧時は、駐車場や管理規約、修繕積立金の情報を求められることがあるため、事前に資料をまとめておくと安心です。
一戸建てを住みながら売る場合
一戸建ては、建物の状態、庭や外構、屋根・外壁の劣化などもチェックされます。設備の不具合や雨漏りの有無など、売主が把握している情報は、引渡し後のトラブルを防ぐためにも正直に伝えましょう。建物の古さや老朽化が気になる場合は、不動産会社に相談して、現状のまま売るかを検討します。
土地付きの家を売る場合の確認事項
土地や建物の境界、権利関係、所有権の状態は、売却前に確認しておきたい項目です。相続した家や共有名義の物件は、手続きに時間がかかることがあるため、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
内覧で印象を左右する「汚れ・洗濯・設備」の整え方
洗濯物や生活用品は見えない場所へ
暮らしながらの内覧で意外と目立つのが、洗濯物や日用品です。部屋干しの洗濯物はまとめて収納し、キッチンや洗面台の上の生活用品も、できるだけ片付けておきましょう。
汚れが気になる場所だけ清掃する
すべてをプロの清掃にする必要はありません。キッチンの油汚れ、浴室のカビ、窓や網戸の汚れなど、購入者がよく見る場所だけ重点的に清掃すれば、見え方が大きく変わります。
リフォームは売る前にするべき?
売却前に大きなリフォームをしても、その費用を売却価格で回収できるとは限りません。壁紙の一部補修や、設備の簡単な修繕など、費用をかけすぎない範囲にとどめ、実施する前に担当者へ相談するのがおすすめです。
住みながら売るスケジュールの目安と進め方
最初に決めるのは「引っ越したい時期」
売却のスケジュールは、いつまでに引っ越したいかから逆算して組み立てます。売り出しから成約までの期間は、物件の種類やエリア、価格によって異なるため、担当者と相談しながら目安を立てましょう。
複数社への査定依頼で価格を比べる
査定は、1社だけでなく複数の会社に依頼して、価格の根拠や売却方法の提案を比べるのが基本です。不動産会社に一括で依頼できるサービスもありますが、対応や提案の内容は会社ごとに異なるため、信頼できる会社かどうかも確認しましょう。
決済・引渡しの準備を早めに進める
売買契約のあとは、決済と引渡しの準備を進めます。住宅ローンの完済手続き、荷物の整理、引っ越し業者の手配、電気・ガス・水道の停止や名義変更など、やることが重なる時期です。引渡し日の前に余裕を持って動けるよう、チェックリストにしておくと安心です。
売却後も住み続けたいときの選択肢|リースバック
リースバックとは
リースバックは、自宅を不動産会社などに売却したあと、賃貸借契約を結んで、そのまま同じ家に住み続ける仕組みです。まとまった資金を用意しつつ、住み慣れた家で暮らし続けられる点が魅力ですが、売却後は賃貸として家賃の負担が発生します。
老後資金や相続を見据えた使い方
老後の生活資金を確保したい、相続の準備として資産を整理したいといった目的で検討する方もいます。一方で、家賃の総額や、将来の買戻しができるかどうかなど、契約内容によってリスクが異なります。複数の選択肢を比べたうえで、慎重に判断しましょう。
住みながら売る前に確認したいこと
- 住宅ローンの残債と、売却代金で完済できるか
- 引っ越したい時期と、新居の入居可能日
- 内覧を受け付けられる曜日・時間帯
- 家族の同意(共有名義の場合は共有者全員の同意)
- 仲介で売るか、買取も比べるか
よくある質問(FAQ)
Q. 住みながら家を売ることはできますか?
できます。住んだまま売り出して内覧を受け、売買契約のあとに決めた引渡し日までに引っ越すのが一般的な流れです。売却活動と新居探しを並行しやすい反面、内覧対応や片付けの手間がかかります。
Q. 住みながら家を売るデメリットは何ですか?
内覧の日程調整が必要になること、生活感が出て印象が下がりやすいこと、片付けや掃除を暮らしながら続ける負担があることが主なデメリットです。事前にルールを決め、対策をしておくと負担を減らせます。
Q. 住みながら売るとき、家賃はかかりますか?
いま住んでいる自宅を売る間は、新たな家賃は基本的にかかりません。家賃が必要になるのは、引渡しまでに新居が決まらず仮住まいを借りる場合や、新居の契約と二重になる場合です。引渡し日の調整や買取の活用で抑えられます。
Q. 内覧の準備で一番大切なことは何ですか?
玄関・水回り・リビングの清潔感と、物を減らして広く見せることです。すべてを完璧にするより、見られやすい場所を優先して整えるのが現実的です。
Q. 住宅ローンが残っていても住みながら売れますか?
売れます。ただし、引渡しの時点でローンを完済して抵当権を抹消する必要があります。売却代金でローンを返せるか、足りない場合はどうするかを、売り出し前に確認しておきましょう。
Q. 家を売るのと同時に新居を買う場合、どちらを先にすべきですか?
売却を先にする「売り先行」は資金計画が立てやすく、購入を先にする「買い先行」は住まいを選ぶ時間を確保しやすい、という特徴があります。ローンの残債や資金の余裕で決めるのが基本です。
Q. 住みながら売るのが難しいときの選択肢はありますか?
内覧対応が難しい場合は、不動産会社が直接買い取る「買取」が選択肢になります。買取は内覧の回数を抑えやすく、引渡し時期も相談しやすいのが特徴です。仲介と買取の価格差もあわせて比べて判断しましょう。
まとめ|住みながら売るなら「引渡し日」と「内覧ルール」を最初に決める
住みながら家を売ると、売却活動と新居探しを並行しやすく、仮住まいの家賃も抑えられます。一方で、内覧の日程調整や片付けなど、暮らしながらの負担があります。流れは「査定・相談→媒介契約→内覧対応→売買契約・引渡し日調整→引渡し・転居」の5ステップ。内覧のルールを決め、玄関・水回り・リビングを優先して整えれば、負担を軽くできます。内覧が難しいときは買取も比べて、自分に合った売り方を選びましょう。ハウスドゥ茨城は、買取・仲介の両面からご相談をうかがいます。
無料相談はお電話 0120-565-072 または ページ内の相談フォーム から。
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