圏央道の茨城県内区間で、2026年2月27日につくば中央IC〜つくばJCT間の4車線化が完成しました。県南を弧状に横断する圏央道は、久喜白岡JCTから大栄JCTまでの区間全体でも2026年度中の4車線化完了が目標とされており、茨城県の高速道路網は今まさに「つながる年」を迎えています。この記事では、県内を通る4つの高速道路の役割と、その沿線で進む物流施設の立地、住宅エリアへの影響を県全域の視点で整理します。

茨城県を通る4つの高速道路

茨城県内には性格の異なる4つの高速道路が通っています。それぞれの役割を押さえておくと、物流施設の立地や住宅地の将来性を読むヒントになります。

常磐自動車道|県中央〜県北を縦につなぐ骨格

埼玉県川口市を起点に茨城県を縦断し宮城県方面へ向かう総延長約350kmの幹線です。県内では土浦・つくば・水戸・日立方面をつなぐ背骨のような存在で、県北エリアの生活・物流の生命線になっています。

北関東自動車道|東西の横軸

群馬県高崎市を起点に栃木県を経てひたちなか市に至る総延長約150kmの路線です。県央・県北の工業団地と直結しており、製造業の物流を支えています。

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)|県南を弧状に横断

久喜白岡JCTから坂東市・境町・つくば市を経て大栄JCT方面へ抜ける、東京都心を通らずに関東各県を結ぶ路線です。2026年2月27日につくば中央IC〜つくばJCT間(約4.3km)の4車線化が完成し、久喜白岡JCT〜大栄JCT間92.2kmの全体でも2026年度中の完了が目標とされています。

東関東自動車道|鹿行エリアと成田・東京湾岸を接続

三郷JCTから成田方面へ向かう路線で、鹿嶋市・神栖市などの鹿行エリアと成田空港・東京湾岸エリアを結んでいます。工業地帯を抱える鹿行エリアの物流にとって欠かせない路線です。

茨城県 常磐道 北関東道 圏央道 東関東道 4路線早見表
茨城県を通る4つの高速道路早見表

圏央道4車線化で変わる物流地図

圏央道の4車線化が進むにつれて、沿線には大型の物流施設が相次いで立地しています。東京都心を経由せずに関東各県へ広域配送できる利便性の高さが、企業に選ばれる理由です。

坂東IC・境古河IC周辺の物流施設ラッシュ

坂東市は市内に圏央道「坂東IC」を持ち、複数の放射状高速道路と都心を経由せず直接接続できる立地から、首都圏物流の要衝として注目されています。境町でも圏央道「境古河IC」から約0.4kmの場所にマルチテナント型物流施設「GLP境古河Ⅰ」が竣工するなど、境古河IC周辺は物流開発が活発なエリアになっています。

常総市にも新しい物流拠点

2025年12月には常総市に約2.7万平方メートル規模の物流センターが開設されるなど、圏央道沿線では坂東市・境町にとどまらず常総市方面にも物流施設の立地が広がっています。

物流施設は「雇用」と「土地需要」を生む

物流施設の立地は、周辺の雇用需要と土地・住宅需要の両方に影響します。工業地域として指定されているエリアの土地は住宅用地とは別の需要が生まれる一方、施設で働く従業員の住まい探しが周辺市町村の賃貸・売買市場を下支えする側面もあります。

ICに近いエリアの住宅立地はどう変わるか

つくばみらい市・守谷市|TXと圏央道の複合効果

つくばみらい市・守谷市はつくばエクスプレス(TX)沿線であると同時に、圏央道つくばみらいICやつくば中央ICにも近い立地です。鉄道と高速道路の両方が使えるエリアは通勤・通学だけでなく物流・商業の面でも利便性が高く、県内でも人口増加率の上位に入り続けています。

坂東市・境町|ICが「まちの顔」になりつつあるエリア

坂東市・境町は鉄道駅を持たない代わりに、圏央道のICを中心にした立地戦略を進めています。物流施設の集積は雇用の受け皿になる一方、住宅地としては車移動が前提になる点を理解したうえで検討することが大切です。

県北・鹿行エリアは高速道路が「命綱」

鉄道網が手薄な県北・鹿行エリアでは、常磐道・北関東道・東関東道が生活と物流の生命線です。高速道路のICまでの所要時間は、これらのエリアで不動産を売買する際の重要な判断材料になります。

高速道路網と地価の関係

当サイトで実測した2026年公示地価ランキングでも、圏央道・TXが交差するつくばみらい市・守谷市・つくば市は地価上昇率の上位に入っています(詳しくは「茨城県44市町村 公示地価ランキング【2026年】」)。一方で高速道路そのものが近くにあっても、ICから離れた地区や鉄道が無いエリアでは地価が伸び悩む場合もあり、「高速道路がある」ことと「ICに近い」ことは分けて考える必要があります。

4店舗エリアと高速道路アクセス早見

ハウスドゥを茨城県内で4店舗運営する当グループの各エリアも、それぞれ異なる高速道路と結びついています。

  • つくば市(ハウスドゥつくば研究学園都市店):圏央道つくば中央IC・桜土浦IC、TXも利用可能
  • 水戸市(ハウスドゥ水戸店):北関東道水戸南IC、常磐道水戸IC
  • 取手市・戸頭エリア(ハウスドゥ取手戸頭店):常磐道谷和原IC、圏央道つくばみらいIC
  • 守谷市(ハウスドゥ守谷店):常磐道谷和原IC、圏央道つくばみらいIC、TX守谷駅

売却・購入を検討するときに見るべき視点

高速道路網の整備は、通勤圏や物件を検討する範囲を鉄道沿線だけでなく「車移動30〜40分圏内」まで広げてくれます。売却を検討する場合は、自宅からICまでの所要時間や、周辺で進む物流施設の開発計画を把握しておくと、買主が重視するポイントを先回りして伝えられます。購入を検討する場合も、鉄道アクセスだけでなく高速道路のICまでの距離を含めて生活圏を考えることをおすすめします。

エリア別の売却相談窓口

茨城県内で不動産の売却・買取をご検討の際は、エリアに合わせて最寄りの店舗にご相談いただけます。

よくある質問

Q. 茨城県には高速道路がいくつありますか?

主なものは常磐自動車道・北関東自動車道・首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・東関東自動車道の4路線です。常磐道が県中央〜県北を縦に、北関東道が東西を横に、圏央道が県南を弧状に、東関東道が鹿行エリアと成田方面を結んでいます。

Q. 圏央道の4車線化はいつ完了しますか?

2026年2月27日につくば中央IC〜つくばJCT間の4車線化が完成しました。久喜白岡JCT〜大栄JCT間92.2kmの区間全体では、工事が計画どおり進んだ場合2026年度中の完了が目標とされています。

Q. 物流施設が増えているのはどのあたりですか?

坂東市・境町の圏央道IC周辺や常総市などで大型の物流施設の立地が進んでいます。境古河IC近くにはマルチテナント型物流施設が竣工し、常総市にも新しい物流センターが開設されました。

Q. 高速道路のICに近いと不動産の価値は上がりますか?

一概には言えませんが、ICに近く物流・雇用の受け皿がある地域は土地需要が下支えされやすい傾向があります。ただし住宅地としての価値は、鉄道アクセスや生活利便性など他の要素も含めて総合的に判断する必要があります。

Q. 鉄道が無いエリアでも高速道路があれば売却しやすいですか?

高速道路のアクセスは購入検討者にとってプラス材料になりますが、鉄道アクセスを重視する層には響きにくい場合もあります。地域の特性に合わせて、車移動を前提にした生活のメリットを具体的に伝える工夫が必要です。

Q. 高速道路網を踏まえた売却相談はどこにすればいいですか?

当グループはつくば市・水戸市・取手市戸頭・守谷市の茨城県内4店舗でハウスドゥを運営しており、それぞれ最寄りの高速道路ICも異なります。エリアの高速道路事情も踏まえた査定をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ|高速道路網は「県全域の視点」で見るとわかりやすい

茨城県は常磐道・北関東道・圏央道・東関東道という性格の異なる4つの高速道路に恵まれた県です。特に圏央道は2026年度中の4車線化完了を目指して整備が進んでおり、沿線では物流施設の立地と住宅需要の両方が動いています。売却・購入いずれを検討する場合も、鉄道だけでなく高速道路のICまでの距離を含めて地域を見ると、より実態に近い判断がしやすくなります。エリアごとの詳しい相場・見通しは、茨城県内4店舗のハウスドゥまでお気軽にご相談ください。

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