「実家周辺には図書館があるだろうか」「移住先の文化施設はどのくらい充実しているのか」——住まいを選ぶとき、生活インフラの一つとして図書館や文化施設の存在は見落とされがちですが、日々の暮らしの質や地域への愛着に直結する要素です。この記事では、茨城県立図書館・県立文化施設の一次情報と、県内市町村立図書館の設置状況を整理し、住まい探し・実家の売却検討における「暮らしやすさ」の判断材料としてまとめます。
茨城県の図書館の全体像
茨城県内の図書館は、県が設置する「茨城県立図書館」と、各市町村が設置する「市町村立図書館」の二層構造になっています。県立図書館は資料の中核拠点として、市町村立図書館は住民に最も身近な生活インフラとして、それぞれ役割を分担しています。
茨城県立図書館(水戸市)の施設概要
茨城県立図書館は水戸市三の丸に所在し、県内図書館の中核的な役割を担っています。公式サイトに掲載されている施設概要によると、主な設備は以下のとおりです。
- 収蔵能力:765,000冊
- 閲覧席:440席
- 視聴覚ブース:23台(インターネットブース・CD-ROMブース・AVブース・レコードブース・CD試聴スタンドなど)
- 所在地:茨城県水戸市三の丸1丁目5番38号
- 電話番号:029-221-5569
館内には新聞雑誌コーナー、こどもとしょしつ、視聴覚コーナー、自然・人文科学コーナー、郷土資料室などが設けられており、県内公共図書館の相互貸借や「県内公共図書館の資料を探す」機能を通じて、県内どこに住んでいても幅広い資料にアクセスできる仕組みが整っています(出典:茨城県立図書館公式サイト「施設概要」ページ)。
市町村立図書館の設置状況
茨城県立図書館公式サイトの「図書館関係リンク」ページに掲載されている県内公共図書館一覧を確認したところ、以下の市町村に図書館・図書室の設置が確認できました(2026年8月時点、県公式サイト掲載情報に基づく)。
- 阿見町、石岡市、潮来市、稲敷市、茨城町、牛久市、小美玉市(本館・小川図書館・玉里図書館)
- 笠間市(笠間・友部・岩間の3館)、鹿嶋市、かすみがうら市(本館・千代田分館)、神栖市(中央・うずも図書館)、北茨城市、古河市(古河・三和図書館)
- 下妻市、常総市、城里町(桂図書館)、桜川市
- 高萩市、筑西市(中央・明野図書館)、つくば市、つくばみらい市、土浦市、東海村、利根町、取手市(取手・ふじしろ図書館)
- 那珂市、行方市
- 坂東市(岩井・猿島図書館)、常陸太田市、常陸大宮市、日立市(記念・多賀・十王・南部図書館など)、ひたちなか市(中央・那珂湊・佐野図書館)、鉾田市
- 水戸市(中央・東部・西部・見和・常澄・内原図書館)、守谷市(守谷中央図書館)
- 八千代町、結城市
- 龍ケ崎市
このほか、大洗町・城里町・大子町・美浦村・常総市・桜川市・五霞町・境町・河内町では公民館や地域交流センター内に図書室機能を持つ施設が設置されていることも、同リンク集から確認できます。図書館単独施設に限らず、公民館併設型を含めるとほぼ全ての市町村で何らかの図書館機能が利用できる状態です(出典:茨城県立図書館公式サイト「図書館関係リンク」)。
なお、正確な蔵書数・開館時間・休館日は年度や施設ごとに異なり、県公式サイトに一律の統計が掲載されているわけではないため、この記事では「設置の有無」を一次情報から確認できる範囲で整理しています。具体的な蔵書数を知りたい場合は、各市町村立図書館の公式サイトで確認することをおすすめします。
県内図書館の相互利用の仕組み
茨城県立図書館公式サイトによると、県内の公共図書館は「県内公共図書館の資料を探す」機能を通じて、居住する市町村の図書館に所蔵がない資料でも、県内の他館から取り寄せる仕組みが整っています。また、県立図書館では利用者向けに「マイライブラリーサービス」を提供しており、貸出状況の確認や予約がオンラインで行えます。転居・移住によって最寄りの図書館が変わっても、県内図書館ネットワークを通じて資料へのアクセス自体は維持しやすい点は、住み替えを検討する際の安心材料の一つといえます(出典:茨城県立図書館公式サイト「蔵書検索・所蔵資料」「利用案内」ページ)。
学校・団体向けサービスも整備
茨城県立図書館では、学校関係者向けのサービスや団体向けの資料貸出も行っています。子育て世帯にとっては、学校教育と連携した読書環境が県全体で整備されている点も、居住エリアを検討するうえでの参考情報になります(出典:茨城県立図書館公式サイト「学校関係者の皆様へ」ページ)。

茨城県の文化施設一覧【県立6館】
茨城県教育委員会公式サイトの「芸術・文化」ページによると、茨城県が設置する県立の文化施設(美術館・博物館・歴史館)は以下の6館です。
茨城県立歴史館(水戸市)
茨城の原始・古代から近現代に至る歴史の流れを概観できる常設展のほか、特別展・企画展を開催。歴史博物館と文書館の機能を併せ持ち、茨城県の歴史資料や公文書を収集・保存しています。偕楽園公園の一部に立地し、県指定文化財の旧水海道小学校本館や旧茂木家住宅も移築されています。
- 所在地:茨城県水戸市緑町2-1-15
- 電話番号:029-225-4425
- 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始 など
茨城県近代美術館(水戸市)
登録博物館として登録されている県立美術館です。所在地は水戸市千波町東久保666-1、電話番号は029-243-5111です(出典:茨城県教育委員会「茨城県の登録博物館及び博物館相当施設」)。
その他の県立文化施設
このほか、茨城県教育委員会公式サイトの美術館・博物館ページには、以下の県立施設が掲載されています。
- 茨城県つくば美術館(つくば市)
- 茨城県天心記念五浦美術館(北茨城市)
- 茨城県陶芸美術館(笠間市)
- ミュージアムパーク茨城県自然博物館(坂東市)

市町村立・民間の登録博物館も充実
県立施設のほかにも、茨城県教育委員会が公表する「登録博物館及び博物館相当施設」一覧には、市町村立・民間設置の施設も多数掲載されています。代表例として、水戸市の徳川ミュージアム(公益財団法人徳川ミュージアム設置、歴史)、笠間市の笠間日動美術館(公益財団法人日動美術財団設置、美術)、日立市郷土博物館(日立市設置、歴史)などが登録されています(出典:茨城県教育委員会「茨城県の登録博物館及び博物館相当施設」)。地域に根ざした博物館・美術館が県内各地に分散しており、居住エリアによって身近にアクセスできる文化施設の性格が異なる点も特徴です。
市町村別の指定文化財件数から見る地域性
茨城県教育委員会公式サイト「市町村別文化財」ページでは、県内市町村ごとの指定文化財件数(国・県・市町村指定を含む)が一覧で公開されています。エリア別に件数の多い市町村を見ると、地域ごとの歴史的蓄積の違いが見えてきます。
- 県北エリア:常陸太田市63件、日立市29件、常陸大宮市23件など
- 県央エリア:水戸市97件、笠間市35件、那珂市30件、大洗町24件など
- 鹿行エリア:潮来市31件、鹿嶋市27件、行方市16件など
- 県南エリア:土浦市68件、石岡市61件、つくば市47件、かすみがうら市31件、稲敷市24件、龍ケ崎市11件、取手市8件、守谷市1件など
- 県西エリア:桜川市138件、結城市38件、筑西市33件、古河市26件、坂東市20件など
桜川市は138件と県内で突出して多く、真壁地区の歴史的町並みなど地域資産の豊富さがうかがえます。一方、守谷市(1件)や河内町(1件)のように、歴史的指定文化財は少なくとも新しい住宅地として発展してきた地域もあり、「文化財の多さ」と「暮らしやすさ」は必ずしも比例しません(出典:茨城県教育委員会公式サイト「市町村別文化財」ページ)。
4店舗エリア別|図書館・文化施設と暮らしやすさ
ハウスドゥを茨城県で4店舗運営する当グループの担当エリアごとに、図書館・文化施設の状況を整理します。
つくばエリア
つくば市はつくば市立中央図書館を中心に図書館網が整備されており、茨城県つくば美術館も立地します。研究学園都市として教育・文化施設への関心が高い層が多く住むエリアです。つくば市エリアの不動産売却・買取のご相談は、ハウスドゥ つくば研究学園都市(housedo.jp)で承っております。
水戸エリア
水戸市は茨城県立図書館・県立歴史館・茨城県近代美術館・徳川ミュージアムなど、県内で最も文化施設が集積するエリアです。指定文化財件数も97件と県央エリアで突出しています。水戸市エリアの不動産売却・査定のご相談は、ハウスドゥ 水戸(mito-housedo.com)で承っております。
取手・戸頭エリア
取手市には取手市立図書館(取手・ふじしろの2館)が設置されています。都心へのアクセスの良さと生活インフラの両立が特徴のエリアです。取手・戸頭エリアの不動産売却のご相談は、ハウスドゥ 取手戸頭(housedo.life)で承っております。
守谷エリア
守谷市には守谷中央図書館が設置されています。指定文化財件数は1件と少ないものの、つくばエクスプレス沿線の新しい住宅地として発展してきた背景があり、子育て世代を中心に生活利便性が重視される傾向があります。守谷エリアの不動産売却のご相談は、ハウスドゥ 守谷(moriya-housedo.com)で承っております。
住まい・不動産への接点|図書館・文化施設の充実度をどう見るか
図書館や文化施設の有無・充実度は、住宅の資産価値そのものを直接左右するものではありません。しかし、子育て世帯にとっては「近くに図書館があるか」、シニア世帯にとっては「生涯学習の場が身近にあるか」は、実際の暮らしやすさを左右する要素として重視されます。実家を相続した、あるいは移住・住み替えを検討している場合は、価格や立地条件だけでなく、こうした生活インフラの状況もあわせて確認することをおすすめします。
また、老朽化した空き家の解体をご検討の場合は、茨城県内の解体工事に対応する解体Do!(kaitai-ibaraki.com)もあわせてご活用いただけます。
茨城県内での不動産売却・買取に関するご相談は、無料査定・ご相談窓口から承っております。
よくある質問
Q1. 茨城県立図書館の蔵書数はどのくらいですか?
茨城県立図書館公式サイトの施設概要によると、収蔵能力は765,000冊、閲覧席は440席です。年度ごとの実際の蔵書冊数の統計は公式サイトの「図書館評価(指標)」ページで公開されていますので、最新の数値はそちらでご確認ください。
Q2. 茨城県内で図書館がない市町村はありますか?
茨城県立図書館公式サイトの「図書館関係リンク」に掲載された県内公共図書館一覧を確認したところ、38市町村に図書館・図書室の設置が確認できました。このほか、大洗町・城里町・大子町・美浦村など複数の町村では公民館内の図書室として同様の機能が提供されています。
Q3. 茨城県立の美術館・博物館は何館ありますか?
茨城県教育委員会公式サイトによると、県立の美術館・博物館・歴史館は、茨城県立歴史館、茨城県近代美術館、茨城県つくば美術館、茨城県天心記念五浦美術館、茨城県陶芸美術館、ミュージアムパーク茨城県自然博物館の6館です。
Q4. 指定文化財が多い市町村はどこですか?
茨城県教育委員会公式サイトの「市町村別文化財」ページによると、桜川市が138件と県内で最も多く、次いで水戸市97件、土浦市68件、石岡市61件などとなっています(国・県・市町村指定を含む合計件数)。
Q5. 図書館・文化施設の充実度は不動産価値に影響しますか?
図書館・文化施設の有無が直接的に不動産価格を決定するわけではありませんが、生活の利便性や地域への愛着に関わる要素として、子育て世帯やシニア世帯の住まい選びで考慮されることがあります。売却・購入をご検討の際は、こうした生活インフラの状況もあわせてご確認いただくことをおすすめします。
まとめ|図書館・文化施設は暮らしの質を支えるインフラ
茨城県立図書館(収蔵能力765,000冊)を中核に、県内38市町村に市町村立図書館が設置され、県立の美術館・博物館・歴史館6館をはじめとする文化施設が県内各地に分散しています。指定文化財件数には桜川市138件から守谷市1件まで大きな地域差があり、それぞれの地域の歴史的背景を反映しています。住まい探しや実家の売却を検討する際は、価格条件だけでなく、こうした地域の生活インフラ・文化的背景もあわせて確認することで、より納得感のある判断につながります。茨城県内の不動産売却・査定に関するご相談は、お気軽に無料査定・ご相談窓口までお問い合わせください。
茨城県内の不動産売却・査定は、地域密着のハウスドゥへお気軽にご相談ください
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